気づけば8月もそろそろ終わりを迎えますが、
きびしい残暑が続きますね。
二十四節気では、「処暑」という時期になり、
厳しかった暑さがようやく和らぎ始めるころ、と言われています。
朝夕にはすこし涼しさを感じられたり、空にはイワシ雲が見られたり、
秋の気配が感じられるようになるころですね。
とは言え、夏の疲れがたまっているという方も多いころかと思います。
無理をせず、休息をとりながら過ごすようにしてくださいね~
中医学では、夏の邪気を「暑邪(しょじゃ)」と言います。
これが体内に入ると「熱中症」と言われる症状が出てきます。
口が乾いたり頭痛がしたり、汗がでなくて熱がこもったり、。
ただ、そんな時に冷たい水分をがぶ飲みしてしまうと起こるのが、
頭や体が重だるくなったり食欲がなくなったり、ひどいと逆に悪寒がしてきたり。
それが、「夏バテ」です。
暑いからと水分を摂りすぎてしまった結果、胃液がどんどん薄まってしまうことで
消化不良を引き起こしたり、水分の代謝が悪くなってしまって体にむくみ(余分な水分)が溜まってしまうのですね。
なので、体に必要な水分は、食材から摂るのがベスト!ということなんですね。
今回取り上げた「トマト(ミニトマト)」や「すいか」などのウリ類には、
口の渇きを癒して体の熱を冷ますはたらきがあって、まさに暑気あたりの特効薬とも言えます。
そういう食材の旬が、ちょうど欲してる時期にあるのって、ほんと自然界はすごいですよね。うまいことできてます。ありがたや。
なので、「夏バテきた、、、」って時には、ぜひ
トマトやきゅうりやすいかにかじりついてみてくださいね!
次回は、「トマト(ミニトマト)」についての薬膳ばなし、語ります!