今日は、おうちの食卓ですぐに実践できる紫蘇(シソ)の薬膳的はたらきをご紹介します。
冬が終わり春が近づいてくると、やってくるのが花粉たち。
花粉症で悩まされているかたも多いかと思います。
そこで活用してもらいたいのが紫蘇。
実はアレルギーの体質改善、予防にに有効な食材なのです。
とにかく出てくる鼻水や連発するくしゃみ、目のかゆみや充血にコレ。
常食することで、その症状を改善させてくれます。
日本では「大葉」とも言われ親しまれている紫蘇ですが、この漢字の由来はと言うと、
その昔、カニを食べて食中毒になり死にかけて紫色の顔をした若者にこのシソを煎じて飲ませたところ、蘇生したという逸話からきているそうです。
ほんまかウソかは知りませんがw
蘇生するというのは大げさかもですが、それはまんざら間違いではなく、
紫蘇はとても殺菌力が高く解毒作用があると言われています。
刺身には必ずと言っていいほど添えられていますよね?
特にナマモノを食べるときには一緒に食べることで食中毒を防ぐ、というわけです。
なので、是非とも残さずに食べるようにしてくださいね。
それから、紫蘇のあの爽やかな香りには気を巡らせるはたらきがあります。
緊張で張りつめたときにリラックスさせて、モヤモヤするときに精神安定の効果があります。
そして何となく意外な感じがしますが、紫蘇は温性の食材です。
これから暑くなってくると、冷たいそうめんやざる蕎麦、冷奴なんかを食べたくなりますよね。
そんな時に、ぜったい紫蘇がおすすめです。
外気は暑いとは言え、内臓を冷やしすぎないために、薬味としてたっぷりの紫蘇や生姜、ねぎなどを添えていただきましょう。
ちなみに生姜やねぎもからだを温める食材です。